むくみ・冷え性の改善法！原因を知って体質改善に取り組もう！

1-1. むくみの原因

むくみは、姿勢のゆがみや筋肉の衰えが原因で血の巡りが悪化することが大きな原因の1つとしてあげられます。血液だけでなく、リンパの流れが悪くなることで、細胞の間に水分や老廃物がたまりむくみが出る場合もあります。とくに更年期を迎えた女性であれば、ホルモンのバランスが崩れ、自律神経の乱れが起き、結果としてそれらの循環がうまくいかなくなることも起こり得るのです。

むくみと一言でいっても、指でしばらく押しても跡が残らないものを非圧痕性、しばらく跡が残るものを圧痕性と呼びます。ほかにも、腎臓の働きが悪くなることによって、体の中にある余分な水分を排出しづらくなること、肝臓の働きが悪くなることによって血液中の水分が血管の外へ出やすくなることなども原因の1つです。

1-2. 冷え性の原因

冷え性の原因もむくみの原因と同じように、血流が悪くなることが挙げられます。手足の毛細血管に温かい血液が流れないため、血管が収縮してしまうのです。女性に冷え性が多いのには、男性に比べると筋肉量が少ないという理由があります。脂肪は、一度冷えると温まりづらく、冷えの原因となりやすいのです。

また、月経による血液不足も冷えの原因として挙げられます。そのほかにはバランスの悪い食事、喫煙、ストレスなども血流の流れを悪くすることから、冷えの原因となります。

2-1. 筋肉をつける

むくみと冷え性のどちらにも効果を期待できるのが、適度な運動をして筋力UPを目指すというものです。血流の流れをよくするためには、新陳代謝の促進が必要であり、運動はこの上ない対処法となるでしょう。軽いウォーキングや寝る前のストレッチなどでも構わないので、積極的に体を動かすようにつとめましょう。

2-2. 食事に気をつける

食事の栄養バランスや取り入れる食材に気をつけることで、むくみや冷えを改善できます。たとえばむくみが気になる人は、塩分の取りすぎに気をつけ、カリウム・マグネシウムなどのミネラルを積極的に摂取しましょう。アルコールを摂取しすぎるとむくみにつながるため、お酒も適度な量に控えるのがおすすめです。

冷え性の方は、体を冷やす食べ物を避け、温めやすい食材を取り入れるとこが大切です。たとえば、体を冷やすものとしては、トマトやキュウリなどの暑い場所で収穫されるものがあげられます。これらを摂取しすぎないようにし、生姜やネギ、ニンニクなどの体を温める作用がある食材を取り入れるように心がけてみましょう。

3-1. 自分でできるマッサージ

むくみの解消のためには、両足を高い位置においた状態で、ふくらはぎから太ももに向かって撫でるようにマッサージを行うのが効果的です。デスクでの仕事中に、かかとを上げ下げしたり、足首をくるくる回したりすることでも血行促進につながります。

冷え性には、手や足、耳、顔などの末端を刺激するマッサージがおすすめです。体を温めるツボやリンパを刺激することで、血行をよくし体をあたためられます。気が付いた時に、それらの箇所をつまんだり揉んだりしながら優しく刺激しましょう。

3-2. サロンでマッサージを行う

サロンで定期的にマッサージを受けるのも、むくみや冷え性の改善に効果が期待できます。たとえば、筋膜リリースやアロマリンパドレナージュなどがあげられます。

筋膜リリースとは、筋肉のこわばりをときほぐすことを目的としているものです。血液やリンパの循環をよくすることによってむくみや冷えを解消するだけでなく、コリや姿勢の改善などの効果も期待できます。アロマリンパドレナージュとは、リンパの流れをよくすることで、老廃物の排出を促すという施術です。むくみや冷えの改善だけでなく、セルライトの解消やたるみを改善し、リラックス効果も期待できます。